<p>　今日は、朝まず、江差町役場で照井町長さんとお話をさせていただき、その後、厚沢部町役場で佐藤町長さんともお話をさせていただき、その他、旧知のお宅を訪問しながら函館に戻ってきました。途中、鶉ダム近くの国道を走行中、ゲリラ豪雨とも言えるような激しい雨に襲われ、視界もかすむほどでした。車の中にも侵入してくるのではないかと心配になるくらいの激しい雨でした。<br />　無事、函館に戻り、市内での仕事の途中、函館駅前方面に行った際に、巨大な船体が見え、側に行ってみました。写真は、手前に旧青函連絡船「摩周丸」が係留されており、その後ろに見えるのが「カーニバル・ルミノーザ号」で、９２，７２０総トン、乗客・乗員３，３１０人の巨体です。並んでいるのを見ると、大きさの違いがよく分かります。「カーニバル・ルミノーザ号」は今朝入港し、午後６時には出港の予定でした。<br />　明日、若松地区クルーズ船岸壁供用式典が開催されますが、若松ふ頭には明日、「ダイヤモンド・プリンセス号」（１１５，９０６総トン、３，８０６人）が寄港することになっています。さらに大きさの違いに驚きますね。お天気が良いといいですね。</p>

2023年9月25日　月曜日（№4156)

　今日の函館の天気は、晴れのち曇り、最高気温23.5℃でした。
　日没後も日中と同じ気温で推移しているようで、夜でもひんやりとした感じはありません。

　【登別市議会　一般質問をオンラインで可能に】

　登別市議会が本会議の一般質問を自宅など議場外からオンラインで行えるようにする規則改正案を可決したことが報じられています。

（以下、北海道新聞から引用）

　登別市議会は２５日、本会議の一般質問を自宅など議場外からオンラインで行えるようにする会議規則改正案を全会一致で可決した。１２月の定例市議会から可能になる見通し。全国市議会議長会などによると、本会議の一般質問をオンラインで行うのを認めた自治体議会は道内初。
　
　議員が育児や介護など正当な理由で議会に出席できない場合、議長の許可を得てオンラインの会議システムで議場外から一般質問できる。災害時などの緊急質問も可能となる。議案は全会派でつくる議会運営委員会が提出した。

（以上、引用終わり）

　新型コロナウイルス感染拡大で会議や行事などで集まることが控えられていた時期に、地方議会では、議会の会議の参集場所、つまり議場や委員会室に参集できない場合への対応として、出席者がオンラインで一同に介する形をとり会議を開催できないかということが議論になりました。

　結果として、「委員会」は各議会が条例・規則等で定めればオンラインでの開催が可能という結論になり、函館市議会は２０２１年３月にそのように条例改正しました。

　問題は、「本会議」なのですが、地方自治法第１１３条に「普通地方公共団体の議会は、議員の定数の半数以上の議員が出席しなければ、会議を開くこ とができない」とあり、この「出席」は現に議場にいることと解釈されています。
（地方自治法でいう「議会の会議」は「本会議」のことを指します）
　
　つまり、実際に議場に参集する形でしか「本会議」は開けず、当然ですが、議場に出席している議員数が同条に規定する定足数を満たしている場合に、会議を開くこと ができることとなります。
　
　ただ、これまでの中で、ある研究者の方から、地方の立場での法解釈があっても良く、現行法上でも地方議会がオンラインで本会議を行うことは可能だとするご意見を伺ったことはあります。
　
　今回の登別市議会の一般質問をオンラインで行うことが可能となったということは、本会議自体をオンラインで開けるようになったということではなく、議場に議員が参集し定足数を満たしていて会議を開くことができる状態になったうえで、育児や介護で議場に来られない議員が一般質問に限りオンラインで可能となったということだと思われます。

　実は、地方自治の所管省庁である総務省から、今年２月に、技術的な助言との位置づけで、「新型コロナウイルス感染症対策等に係る地方公共団体における議会の開催方法に関するＱ＆Ａについて」という文書が発出されており、本会議が成立しているうえで一般質問をオンラインで行うことは差し支えないと考えられるとしていますので、登別市議会はこれを根拠に取り扱いを決めたのではないかと推察しています。

　今回のことに限らず、登別市議会は、最近、さまざまな議会改革に積極的に取り組んでおり、早稲田大学マニュフェスト研究所の２０２２年度議会改革度調査ではトップになるなど、私自身も、同じ道内の地方議会として動向を注視している議会のひとつです。

　議会によって抱える課題や置かれている状況は違いがあると思うので、一概に同じような取り組みを行えばいいわけではありませんが、函館市議会も議会改革について積極的に議論し取り組みを進めなければと思います。